人民日報電子版によると中国南部広西チワン族自治区の山にある墓地の中から、
生まれて間もない男の子が救出されました。墓地に埋められてから８日間経過
していると見られています。発見者である呂さんは、山にハーブを取りに来て、
赤ん坊の泣き声を聞き、心霊現象と勘違いして、自分がボランティアをしている
寺院に助けを求めたそうです。
僧侶の趙さん(７５歳)と共に現場に戻ったところ、無数の無縁仏が埋まる墓地の
地下から赤ん坊の声が聞こえるのを確認しました。趙僧侶はそれを心霊的なものではなく、
生きている赤ん坊の声であると理解し、すぐに警察に通報しました。警察が土を掘り返すと、
表面から５ｃｍ程度の深さから、段ボールに入れられた赤ん坊が出てきたそうです。
また、段ボールの中には毛布や衣服も一緒だったとのこと。
赤ん坊は病院に運び込まれ、緊急治療を受け、保育器に入れられました。
医療スタッフを驚かせたのは、赤ん坊の手に湿った泥のようなものが握られていたことです。
どうやら彼は湿った泥を食べて、この数日間を生きながらえたと見られています。
数日後、赤ん坊の容体は安定し、保育器を出ることができたそうです。
赤ん坊には口唇裂という先天的な異常があったそうです。
趙僧侶によると、赤ん坊が見つかった土地は風水学的にエネルギーの集まる場所のようで、
多くの人が墓地として利用してきたとのこと。この赤ん坊が生きながらえたのは
仏の加護のおかげであると話しました。警察によると、今回の赤ん坊遺棄に関して、
赤ん坊の祖母や親戚など数名を逮捕したということです。
しかし、両親に関しては証拠不十分で逮捕されていないようです。




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