【パリ】フランス政府は8日、仏週刊紙シャルリー・エブド本社を襲い12人を殺害した容疑者2人の追跡にフランス全土で8万8000人の兵士と警察官を投入した。
一方、パリ市民は不安の中、襲撃現場近くに集まり、犠牲者を追悼した。

　オランド大統領は、容疑者兄弟が潜伏しているとみられるパリの北方のテロ警戒レベルを引き上げた。
同地域のガソリンスタンドで容疑者の特徴に合致する2人の男が目撃されたとの情報が寄せられたが、依然逮捕には至っていない。

　7日の事件ではテロ犯の襲撃技術と武器の扱いのレベルの高かったことに欧州だけでなく米国でも警戒心が高まっている。

　フランスのカズヌーブ内相は、今週末にパリでテロ対策の国際会議を開催するため米国と欧州各国の担当者に参加を呼び掛けた。米国のホルダー司法長官は出席する予定だ。

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