盗難被害に遭った佐賀県独自の石仏「肥前狛犬（こまいぬ）」が米ニューヨークのギャラリーで見つかり、佐賀署に返還されたことが２７日、分かった。
別の石仏盗難事件の捜査で署員が所有者を突き止めた。
被害を届け出ていた「肥前狛犬を学ぶ会」の永渕秀治さん（６８）は「まさか海を渡っていたとは。戻ってきて良かった」と喜んだ。

　肥前狛犬は、戦国期から江戸前期にかけて佐賀県小城市牛津町砥川地区の石工集団によって造られ、北部九州の寺社や祠（ほこら）に奉納された。
小型で簡素な顔立ちに人気があり、古美術店やインターネット上では１体数万～数十万円で売られていることがあるという。

　佐賀市内の寺院から石仏２体を盗んだ疑いで４月２８日に逮捕された同市内の古美術店手伝いの男（７４）が、「肥前狛犬も盗んで転売した」と供述。
小城市の空き地に置かれていたもので、転売先をたどるとニューヨークのギャラリーで１８００ドル（約１８万円）で販売されていることが判明。
署員が電話で返還を求めると、所有者は盗難品だとは知らず、返還を了承した。

　返還された狛犬は佐賀県多久市多久町の市郷土資料館で保管するという。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/254754

長野県警中野署は８日、同県山ノ内町の志賀高原のホテルで、スキー合宿に来ていた高校生約１７０人分の財布など
貴重品が盗まれたと発表した。被害額は約８０万円に上るとみられ、同署は窃盗事件とみて捜査している。同ホテルでは
昨年８月にも大手進学塾「早稲田アカデミー」の夏合宿で中学３年生約３４０人分の現金やスマートフォンと携帯電話
約１００台などが盗まれる被害があり、関連を調べている。
http://mainichi.jp/articles/20160109/k00/00m/040/103000c

塾合宿で盗難か 中学生340人の携帯や財布など

東京の学習塾の合宿で長野県の志賀高原を訪れていた中学生およそ３４０人から携帯電話や財布などの
貴重品を塾の担当者がまとめて預かっていたところ、なくなっていることに気付き、警察に届け出ました。
警察は盗まれた疑いがあるとして捜査しています。
貴重品がなくなったのは、東京の学習塾「早稲田アカデミー」の合宿で長野県の志賀高原を訪れている
中学生およそ３４０人です。
塾の関係者などによりますと、中学生たちは８日から志賀高原のホテルに宿泊していますが、初日の夕方に
携帯電話およそ１２０台と財布などの貴重品を塾の担当者が預かり、まとめて保管していたということです。
９日午前２時ごろに担当者が確認した際には異常はなかったということですが、５時間後に改めて確認した
ところ、すべてなくなり警察に届け出たということです。
貴重品は袋に入れて講師の詰め所に置かれていましたが、この詰め所は鍵などはなく自由に出入りできる
場所だったということです。
貴重品を入れた袋の数は合わせて５０個ほどあり、塾側は本来フロントに預けるはずだったものを忘れて
しまったとしています。
警察では貴重品が盗まれた疑いがあるとして捜査しています。

早稲田アカデミー「大変申し訳ない」
早稲田アカデミーの山本豊取締役は「保護者や生徒の皆様にご心配やご迷惑をおかけして大変申し訳なく
思っている。今後、再発防止のためにきちんとしたルールを確立して、二度と同じようなことが起こらないよう
徹底していきたい」と話しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150810/k10010185281000.html